C-POPコンシェルジュ[cpop.blog.jp]

「本日のおすすめはこちらでございます」

タグ:李榮浩

今年はガンガン更新する気マンマンですじゃのに、
気付けばまた4日も経ってしまいましたじゃ…申し訳ございませぬ。

今年初めての選曲仕事納品も済ませましたので、
今日はそちらのメモを。
昨年6月以降(!)書ききれていない新譜メモを、
枚数三ケタで山のように残しておりますが、
一応、メモ用メモはとってあるので、書くつもりは…あります!
(オボちゃん並のノートを手にしながら宣言)


<台湾・大陸・香港>
LiRongHao

李榮浩(リー・ロンハオ)「李榮浩」

昨年の金曲奨で一躍脚光を浴びた彼の2nd。イイ曲はイイのですが、外しも…あります!
あとTom Coyneのマスタリングなんだけど全然そう思えない仕上がりに。
3rdは録音・ミックスの段階からもう少し音にカネかけたらいいんじゃないでしょうか、
せっかく才能あるし、且つ売れてきたので…モッタイナイ気がしちゃいますじゃ。

<台湾>
柯有倫(アラン・コー)「解放浪漫」
4年ぶり!移籍後初アルバム、なかなか良いですよ。
少し大人になったけど、ヤンチャでちょっぴりセクシーな雰囲気は相変わらず。
そしてやっぱりジェイさんがいっちょかみしてます。(↑リンク先参照)

羅美玲(ルオ・メイリン) 「Mei-Ling With You」
大分前のアルバムなんですが、買いそびれてたので現地行ったついでに仕入れました。
映画《KANO》主題曲 【勇者的浪漫 中文版】 収録。

<香港>
衛蘭(ジャニス)「E11」
今週の当たり!良かったです!
ポップだけど下卑てない。オススメします。
2年ぶりのジャニスの新譜。これもTom Coyne仕事(こっちはそれらしいイイ音でしたw)

李拾壹(Lee Subyub)「大膽小鬼」
香港映画界のサントラでも活躍の李拾壹。

<大陸>
張瑋(ジャンウェイ)「喂」
5曲EP。なかなか面白かったデス。これまたTom Coyne。
MVは日本人チーム。 





ノート大事だよねノート

pinguan





品冠(ピングァン/ビクター)「隨時都在」









↑上記リンクページの日本語解説がわかりやすいので、そちらをご覧頂ければ
(手抜きじゃありません手抜きじゃありません手抜きじゃありま(以前も使ったループ))。
今回、製作陣も豪華で、移籍第一弾アルバムとして中々気合の入った作りになっていますね。

ということで、20140831 楽楽台湾O.A.曲はこちらでした。 
 
ベテランの、安定のバラードです。
トンガリ音楽w傾向の「楽楽台湾」と言えど、
たまにはこういうのもかけないと、と思いまして。
昔から続く、中華圏のバラード中心軸、のようなものが見えるでしょう?
(かと言って、古臭くはなっていないサウンド、楽曲だと思います。)
 

<オマケ>
金曲獎での「弾き語り五人衆」の真ん中で、
抜群の安定感を出していたベテランメガネと隣の動きまくってる中堅メガネ。
(↓五人衆の数秒前から再生されます)

(左から)韋禮安、范逸臣、品冠(ベテランメガネ)、盧廣仲(中堅メガネ)、李榮浩
メドレー曲目は 第25屆金曲獎精采表演曲目(KKBOX) で見られます。


しかし金曲奨はちゃんとオフィシャル動画が全部残ってて、ありがたいことです。
台湾政府が音楽輸出に力入れてるのもよくわかりますじゃ。
(こうやって世界に広げないとね…日本も加油…)







アー写はレンズなしメガネで撮るのね?→と言えば思い出すこのジャケ(名盤よ)

↑ 3つ書いたけど、全部一緒です。
さあ今日ですよ!!(やっぱり人生綱渡りなコンシェルジュが以下お送り致します)

台湾グラミー賞と言われる「金曲獎」が今年もやってまいりました。
人気や売上が反映する、FM局やその他メディアの各賞と異なり、
「なぜこれが!(選ばれた! or  選ばれてないの!)」と喧々囂々、
その年の審査員の選考基準が疑問視されたりすることも多々あるのですが、
それでも!なんだかんだ言っても!
台湾にとって、そしてC-POP界において、
非常〜〜〜〜〜に重みのある賞です。
金曲獎受賞という経歴が、
その後ことあるごとに使われたりします。
中華圏で音楽産業に携わる人にとってはとても栄誉ある賞なのです。

コンシェルジュも毎年楽しみにしております。
「流行音樂」=ポップスのを。
金曲獎はジャンルや言語やグループ形態など、
部門をかなり細分化しているので
そんなに売れていないジャンルでも、
この賞にノミネートされることによって知られる、
という要素を含んでいるのが、有意義で素敵なことだと思います。
また、スタッフサイドの賞もあるので、
普段あまり光の当たらない裏方仕事が認められる良い機会でもあります。
(いつもCDの現物を触っているので、パッケージ賞とか気になりますよー)


さて。
今年は25周年ということで、 本番までにも様々な企画があり、
なかなか力が入っている様子。

第25屆金曲獎頒獎典禮官方網站(公式サイト)

第25屆金曲獎(Wiki)
(Wiki、ノミネート一覧が見やすく、各アーティストのリンクも便利ですよ)


で、ワタクシ、先月、
と申しましたので…書きます!もう当日ですが!有言実行!(周杰倫)

何が注目かというとですね…

《 最佳國語男歌手獎 》
李榮浩/模特/紅柿子音樂工作室
張震嶽/我是海雅谷慕/滾石國際音樂股份有限公司
林俊傑/因你而在/華納國際音樂股份有限公司
杜振熙/你所不知道的杜振熙之內部整修/顏社企業有限公司
周華健/江湖/滾石國際音樂股份有限公司

どれも力作です。
特に上の3つはC-POP史に残りそうな名盤。
他も含め、後はもう、
今年の審査員がどの要素を重視するか、だけだと思いますのよ。

新しいC-POPのスタイルを見せた李榮浩も中々クールだと思うのですが、
ちょっとサウンド全体のパワーが弱いですかな…このラインナップの中だと。

コンシェルジュ的には、(以前も紹介しましたが
長いキャリアで初めて原住民名を冠した張震嶽の、
この、素肌が海風に当たるような気持ち良いサウンドは素晴らしいと思いますし、
紆余曲折を経てここに辿り着いたか、という道程が
長年見てきたファンにとってたまらない。グッときます。受賞の妄想でも泣けそうです。
(ジャック・ジョンソンの最新盤と共通するような、
 原点回帰、海の香り、リラックス度、が有ります。)
今の台湾を代表するアルバムにふさわしいです。とっても。

しかし、しかしですよ。

JJ林俊傑のこのクオリティで、受賞出来なかったらおかしいでしょう?とも思うわけです。
10枚目の記念すべきアルバム、気合もバジェットもビンビン伝わってきましたよ。
その辺のアルバムとは、音の質がまるっきり違う。格が違う。
世界に通用するサウンド、歌唱力の、立派なポップスです。
これにあげなかったら、何にあげるの?という気がするのですよ…。

嗚呼。自分が一票持ってたら、この二枚でとことん迷いそう。
結果を楽しみにしたいと思います。

(で、あっさり重鎮の周華健が持っていったりして…。
 あ、これも良かったですよ。特にパッケが!
 巻物のようになった書が本当に素晴らしかったです!!アート!!
 価格も高いのでズルイと思いますが。…って、音じゃないのかよ!!)


そしてもう一方の…

 《 最佳國語女歌手獎 》
戴佩妮/純屬意外/薩摩亞商妮樂佛創意有限公司台灣分公司
楊乃文/ZERO/亞神音樂娛樂股份有限公司
何韻詩/共存/英屬維京群島商寰亞傳媒企業有限公司台灣分公司
蔡健雅/天使與魔鬼的對話/亞神音樂娛樂股份有限公司
家家/為你的寂寞唱歌/相信音樂國際股份有限公司

これは、逆の意味で接戦というか、突出してないんですよ、どれかが。
コンシェルジュ贔屓のTanya 蔡健雅がとってくれたらそれは嬉しいですが、
正直、今作は彼女の他のアルバムほど繰り返し聞いておりません…。
でもちゃんとTanyaのレベルはキープしてますので
(他のアーティストよりアベレージ高い)、
うーむ、この中だったら、戴佩妮か蔡健雅か家家かな…。
戴佩妮はいい音してましたが、インパクトに欠けてたような気も…。
家家は、C-POP界に今までなかった、新しい境地に足を踏み入れている感じがあり、
そこは大変評価できます。(Old SchoolなSoul,R&Bのエッセンスを上手に取り入れた。)
でも歌はもっといけると思うんです、家家。

ワタクシは家家を見るといつもレイラ・ハサウェイを思い出してしまう。
ダニー・ハサウェイの娘というサラブレッドだけど、
どうもその血に甘えているというか、もっとブラッシュアップ出来るのでは?と
手前の勝手な期待で悪いのは百も承知でござんすがね、
どうもいつも何かモヤモヤが漂うのですよ…
(端的に言えば、パッションが足りない、あと一歩突き抜けてくれ、感)。

という点から、もう本当にどれでも有り得る…わからぬ…という注目でした。


このペースで全項目書いていくと、授賞式が終わっちゃいそうなので、
ここらあたりでおいとま致します。

あとは、諸々ツイートで!!
皆さん一緒に楽しみましょう〜。 
たぶん、どうにかこうにかしてネットで見られるはず!(言霊)
(URLが見つかったらシェアし合いましょう♡)







ジャック・ジョンソンの最新盤はこれです。オススメ! 

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